
将来寝たきりや要介護などにならないために、運動器の異変に早く気づいて適切な対策を!
最近つまずきやすくなった、スマホばかりで猫背気味…。それは「ロコモ」のサインかもしれません。「まだ若いから大丈夫」、その考えに要注意!
監修・取材協力:各務原にこファミリークリニック
田所充伸 院長

ロコモティブシンドローム -基礎知識
高齢者だけでなく、若年層でも増加中!
ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)とは、「立つ」「歩く」といった動作に関わる骨・関節・筋肉などの運動器の障害により、移動機能が低下した状態を指します。加齢による身体機能不全だけでなく、運動不足や偏った食生活、姿勢の悪さなども原因となるため、若いうちから注意が必要です。近年では、10代を含む若年層でもロコモのリスクが高まっているといわれています。
ロコモティブシンドローム - 初期サイン
見逃さないで!ロコモの初期サイン
ロコモの初期症状には個人差がありますが、「最近疲れやすい」「歩く速度が遅くなった」「つまずくことが増えた」「階段の上り下りが辛い」など、日常生活の中のちょっとした変化がサインとなることがあります。こうした症状は、加齢によるものと考えて見過ごされがちですが、実は運動器の機能低下が始まっている可能性もあります。そのまま放置すると症状が徐々に進行し、痛みや関節の動かしにくさ、筋力の低下、歩行機能の低下などがみられるようになります。さらに進行すると、外出する機会が減ったり、趣味やスポーツを楽しめなくなったりするだけでなく、転倒や骨折のリスクが高まることも。健康的な生活を長く続けるためには、こうした小さな変化に早く気付き、適切な対策につなげることが大切です。
ロコモティブシンドローム - 日常生活での対策
ロコモ対策は毎日の運動から
ロコモ対策には、ストレッチ、筋トレ、有酸素運動をバランスよく取り入れることが大切です。ストレッチは筋肉や関節の柔軟性を保ち、体を動かしやすい状態へ導きます。筋トレは、立つ・歩く・階段を上るといった日常動作に必要な筋力の維持に役立ち、転倒防止にもつながります。また、ウォーキングなどの有酸素運動は血流を促し、持久力の向上や全身の健康維持にも効果が期待できます。自分の身体の状態や不調の原因にあった運動を、無理なく続けましょう。
ロコモティブシンドローム - 今すぐ確認!7つのロコモチェック
以下7つの項目のうち1つでも当てはまると、ロコモの可能性があるといわれています。
チェック項目
□ 片脚立ちで靴下が履けない
□ 家の中でつまずいたり、すべったりする
□ 階段を上がるのに手すりが必要
□ やや負担のかかる家事(布団の上げ下ろしなど)が困難である
□ 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
□ 15分ほど続けて歩くことができない
□ 横断歩道を青信号で渡りきれない
スマホ姿勢に注意!
近年はスマートフォンやタブレットなどの長時間使用により、若い世代でも姿勢の乱れが増えています。姿勢が悪い状態が続くと、筋肉や関節に偏った負荷がかかり、体を支える筋力の低下や柔軟性の低下につながることがあります。こまめに立ち上がって体を動かしたり肩や首のストレッチを行い、正しい姿勢を意識しましょう。
日本健康医学士協会が運営する「りんご教室」
日本健康医学士協会が運営する「りんご教室」は、「何歳からでも心と体はつくりかえられる」をテーマにした体験型の健康教室です。加齢による体の変化や老化の仕組みを学びながら、運動や食事、足腰の不調への対処法、ストレスとの向き合い方などを実践的に身につけます。ロコモが気になる方や、将来に向けて健康づくりを始めたい方はぜひ体験してみましょう。
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